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「大学サークルの夏合宿に参加」

2011_0032011_004    8月27日から始まった福岡教育大学ギター・マンドリンクラブの夏合宿に、30年ぶり位に参加 しました。
 福岡県行橋(ゆくはし)市にある行橋市研修センター「ゆくトピア」は、学生時代に1度利用したことがあります。当然ながら、当時の建物ではなく、名称なども含めて新しく模様替えされた、いわゆる”はこもの”の典型的な施設です。
 妻の実家が、そこから2つ程離れた町にあるので事前に立ち寄り、「ゆくトピア」に着いたのは昼の1時半位だったでしょうか、学生達は三々五々に練習の準備を始めていました。彼らにまぎれると、30年を隔ててタイム・スリップした感がありました。

  早速ギターを抱えて、音のする部屋へと向かい合流。ギター・パートの数人とはすでに面識がありましたので、黙って椅子に座って練習に参加。普通の社会人の集まりならば、必ず部屋に入って来たOBを紹介したり、自己紹介させてくれますが、何せ社会経験の少ない学生さん達ではそんな発想が出ないのか無視されました(失笑)。学生さんはもっと神経を使うことを身につけないといけませんね。もっとも、全体練習が終わった後にはちゃんと自己紹介の時間を配慮してくれました。ありがとう。

 将来、教員を希望する人が多いようですが、教員の中には社会常識やマナ2011_001ーが欠けている人も多くいま2011_002す。その自覚が薄いのがまた問題!学生という気楽な身分から、そのまま学校という閉鎖された社会へ入るからです。それが教員が信頼されない1つの要因でもあることを知っておくべきでしょう。
 人を育てる前に、自分がしっかりと成長するんだという意識を持たなければいけないのですね。人の道を指し示すべき存在が、自分なりの人生観や教育観と合わせて社会通念を持っていないと、結局、浮き草のような人間を育ててしまうのですよ。その産物がフリーターじゃないのかなぁ?
 音楽に携わって良かったと思うのは、偏向した思想を持つことなく、ある意味普遍的な謙虚な人間観を持てたことでしょうか。常に哲学的、宗教的(道徳的)な感覚でいれたことは、感謝すべき時間だったように思います。音楽に触れながら内省する時間は、ゆっくりと自分と語り合う時間になります。人が成長するのは、みんなと談笑したり議論する時間ではなく、一人で自分に問い掛ける時間なんです。部員の皆さんも、そんな境地になってくれることを願って止みません。

 基礎練習の内容は、当然のように昔の形態ではないので戸惑い、見学に2011_091終始(笑)。40年前もそうでしたが、メソッドをちゃんと紙に書き記して、それに従って計画的に行うことが必要でしょうね。それをしなかったがために、練習内容が自分たちのレベルに合わせたものになり、独りよがりな練習になってきたのでしょう。OBとしても反省ですね。レベル向上のためには、正しく継承し、レベルアップのためのスキルを改善し続けることが大切ですね。

 パート練習は、冬の定期演奏会の曲目練習でした。ちょっと余分に楽譜のコピーでもあれば一緒に練習できたのですが、蚊帳の外で残念。今後の課題。
 その間、私は外に出て優しい風の吹き抜ける木陰で自分の練習をしていました。地面の芝生からは大地のエネルギーを、大空からは宇宙のエネルギーを身体に受けながら・・・。それにしても、あ~あ、こんなに指が動かなくなるものなんでしょうか(汗)!勿論、若かった頃のように自由に、柔軟に、スピーディーに動くことは期待しません。せめて、他人の指の感覚から、自分の指を動かしていると思えるような状態にはなりたいと思いますね(笑)。多分、若い方にはまったく想像できないことでしょう。似ているとすれば、リハビリに取り組んでいる患者の気持ちです。私は右指のリハビリをしている状態なんですよ(冷汗)。まあ、時間をかけてゆっくり、気長にやります。少しずつ動き出す2011_090のを楽しみながら!

 合奏を見学し2011_084に大会場に入ると私の他に二人のOBが参加していました。勿論、OB仲間とは言ってもまったく面識はありませんので名刺を差し出して自己紹介。二人はさすがにちょっと大人の 対応でしたね。

  合奏練習に入って久しぶりにマンドリン族の音を生で耳にすると、当時の仲間達2011_087の顔が自然と思い出されました。「ああ、懐かしい!」その空間からもエネルギーをたくさんもらった感じでした。楽器も随分とよくなりましたねぇ!それに練習環境も改善されました。羨ましい 限りです!

 合宿には、いろいろな事情や行事で参加していない部員もいる2011_086  ようでした。音楽をまとめる肝心の指揮者がいない合宿というのも珍しい!遅れてでも参加するのでしょうかね・・・。2011_085

 曲はまだ目鼻立ちがやっと出来た位で、パート内です2011_089_2ら音が揃わない段階でした。このような段階ではどうしても自信がないので音量が出ません。練習時から、間違ってもいいから大きな音量で演奏する習慣が欲しいものです。音の強弱は、最初の段階は気にしすぎてはいけません。とにかくすべてフォルテで弾く位で構いません。音を小さくすることはいつでも簡単にできますから。そして、”ゆっくり”、”たっぷり”を意識しながら音を出しましょう。
 演奏者が責任を持ってひとつひとつの音を正確に出せるようになるには”ソロ曲”を練習することは絶対必須なのです。そうすることで音符をごまかさず、手を抜かずに緻密に演奏しようという意識ができるのです。それが欠けている性か、全体的に音を雑に処理して いるようで2011_092気になりました。
 セロやドラなども、例えばバッハの無伴奏チェロ組曲などを弾いてみることをお奨めします。個人的な演奏レベルが格段に向上しますし、指示待ちではなく、音楽作りに自主的に参加できるようになるでしょう。
 また、小アンサンブル曲の練習は、ベース・パートのためには必要ですね。ヴィヴァルディのマンドリン協奏曲などを練習曲代わりにやってみるのはどうでしょうか?それこそOB達に協力してもらうといいのではないでしょうか。

 と、まあ、自分の歳も忘れ、時間も忘れて楽しい時が過ぎて行きました。逐一書いていても切りがありませんので今回はこの程度にしておきましょう。

 音楽は、個人でも集団でも演奏者が楽しむことが一番大切です。そうしないと、聞いている側に”楽しさ”や音楽の”表情”が伝わって来ないものです。無味乾燥に終わりがちな基礎練習ですら、きちんと目的を自覚して練習すると楽しめるものです。部員の皆さん、頑張って音楽を楽しんで下さい。そして折角音楽に触れる機会を持ったのですから、色々な事柄を考える時にも音楽というフィルターを通して物事を考えてみてください。それを意識すると、人生に潤い以上の有益なヒントや指針が手に入いりますよ。それにはたくさんのジャンルの音楽を聴きましょう。「音楽を呼吸するように生活する」それって、人生に於いてこの上ない贅沢な時間の過ごし方だと思うんですよ。

 やがて練習を終え、男性部員と一緒にお風呂に入り、大広間に雑魚寝し、一泊しました。夜は少々、皆さんとお酒を呑んで、とりとめのないおしゃべりで夜の更けるのを楽しみました。

 次の日曜日28日の午後には妻の実家に妻を迎えに行き、帰途につきました。愛犬「団十郎」君はお利口さんにドッグ・トレーニング教室で”お泊まり”ができたようです。尻尾を精一杯振って出迎えてくれました。少し、精神的に疲れたかも知れませんが。

 今度は9月に実施される秋期合宿に参加できれば顔を出したいと思っています。その前に、またギター・パートの皆さんと腕を磨く時間を持てればと思います。

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