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「七草粥を食べたことがない現代っ子!?」

Photo★この挿絵の掲載写真の「ホトケノザ」は、春の七草で言う「仏の座」とは違った間違った植物を描いています。

 1月7日の七日正月は、七草粥を食べて無病息災を祈りますね。この行事は中国から平安時代頃に伝来したと言われますが、古来日本でも「若菜摘み」と言って野草を食べる風習があったようです。野草のエネルギーをもらえば万病に効くという訳です。小倉百人一首にも光孝天皇の歌として「君がため 春の野に出でて 若菜つむ 我衣手に 雪は降りつつ」とあります。
 昨日、塾の授業時に「今日は七草粥を食べる日だが、春の七草が言える人はいるか?」と聞くと誰一人として答えません。教えるクラス(能力別なので)にもよるかも知れませんが、これには少々がっかりです。そこで「じゃあ、今日七草粥を食べた人は?」との質問に一人の女生徒が「食べたことない!」と答えたのです。
 まあ、驚きましたね。というより落胆しましたよ。中学三年生のクラスですから親は40歳前後でしょうか。団塊世代の教師が教えた子供たちが成長して親になった位の年頃です。これは大いに反省させられましたね。一体、日本の風習や伝統はどこへ消え失せたのでしょうか?教師や親は子供に何を教えているのでしょうか?
 この女生徒が、現在の中学生を代表する訳ではないでしょうし、食べているのに意義や意味を教えられなかったから記憶に残っていないだけかも知れません。しかし、それにしても”日本人”としての意識がいかに希薄になっているかの一例ではあるでしょう。私は、ここ10年ほどは必ず「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ これぞ七草」という和歌を子供たちに紹介するようにしています。せめて日本人に生まれたからには、良き風習は残したいと思うんです。
Photo_2  少々、理科を教える立場から「ホトケノザ」についてPhoto_3述べておき ます。植物図鑑で調べると「ホトケノザ」は紫の花を咲かせますが(右図)、春の七草で言う「仏の座」は植物名が「コオニタビラコ」(別に「オニタビラコ」という植物もあります)という植物で黄色の花を咲かせるものを指します(左図)。掲載しました挿絵の写真はネットから拾ったものですが、明らかに間違って紹介しています。その他、写真で「春の七草 ホトケノザ」で検索しても紫の食用にならないものを紹介しているものが多数あります。ご覧になれば分かるように、紫の花をつける「ホトケノザ」は葉に小さなとげがあって食べにくそうだと分かりますよね。ご注意を!

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