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2009年11月19日 (木)

「告知:カレー屋さんで12月ライブ!」

The_beatles65  かねてより話題にしていました、カレー屋さん「APPLE CAFE」でのライブのお知らせです。005

 ■12月13日(日曜日)
  第1部…午前11時30分~12時30分
   (昼食)「APPLE CAFE」のコーヒー&カレーでもどうぞ!
  第2部…午後1時30分~2時30分
 ■場所…「APPLE CAFE」福岡県福津市勝浦2937-11  電話:0940-52-2675
      場所の目当ては「あんずの里」です。福岡市方面からは宮地嶽神社を、北九州方面からは宗像大社、道の駅「むなかた」をめざしてお越し下さい。県道495号線、桂区交差点そばです。
 ■内容…1960~70年代の曲が中心。場所的にも「アン・プラグド=生のアコースティックな演奏と歌」がメインです。
 ■入場料…要りません
  ■出演予定…千代田友夫&His Friends

 ライブといっても、堅苦しいものではなく(ライブはもともと気楽なものですが)、気のいい仲間が自分達の楽しみのために集まるものです。期日は上記の日時です。昔を懐かしんでおしゃべりしたり、歌を聴いたり歌ったりしながら元気になろうというものです。何が飛び出すかは当日のお楽しみ。オールディーズあり、フォークあり、もちろんビートルズあり、しかも上手も下手も織り交ぜての小さな催しになるでしょう!
 本当ならば、土曜の夜にちょっとお酒が入って”Saturday night fever”と行きたいのですが、飲酒運転は御法度ですので、日曜の昼間にランチがてらと致しました。まあ、正直なところは、土曜日に私の仕事が入っているので日曜にせざるを得なたったのですが(汗)。こんなことで受験生の指導は大丈夫なのでしょうか、ハテ?

 お近くの方も、遠方の方も、団塊の世代もお若い方もお集まり下さい。ただし、20席程度のお店ですので一杯になりましたらご容赦下さいね。また、”俺も弾き語りさせて~!”と言われる方や一緒に演奏や歌で参加したいと希望される方は事前に千代田001 までメール(右下のプロフィールをクリックすると出てきます)でご連絡下さい。

 今回が「APPLE Live第1回目」ですが、予定では月に1回、第2日曜日に定例化したいと思っています。ただ、2~3月は受験シーズンですから私の予定が厳しくなるかも知れませんが・・・。まあ、予定を決めておけば、嫌でもギターを握るでしょうから。

 ライブの中身は固定的ではありません。ある時は私が主体で、またある時は出演希望者がいらっしゃればその方が主体でやればいいと考えています。また別の回には、耳コピ実習やギター・レッスンなどをやっても面白いかも知れませんね。アイデアがありましたらお聴かせ下されば助かります。

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2009年11月16日 (月)

「花のサンフランシスコ」スコット・マッケンジー(楽譜)

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 1967年、The Mamas & The PapasのリーダーJohn Phillips が親交の深かったScott McKenzieに送った曲がこの「花のサンフランシスコSan Francisco (Be Sure To Wear Flowers In Your Hair)」。★掲載写真の左がScott McKenzieで右がJohn Phillips
 「風に吹かれて」などに代表されるベトナム戦争反戦歌がムードを作り出した反戦運動は、”ヒッピー”と呼ばれる若者達によってアメリカ全土に広がって行った。特にサンフランシスコを中心としたウエストコースには、たくさんのヒッピーが集まった。その若者達のテーマソングがこの「花のサンフランシスコ」だった。
 歌詞にある”サンフランシスコに来る時には頭に花を飾ろう”という文面から、この頃のヒッピーの運動は「フラワームーブメント」と呼ばれ、自然を愛し、”愛と平和”をモットーに、戦争に反対し、徴兵やベトナム派兵を拒否した。
 と、このように書くと、崇高な、あるいはヒューマニスティックな運動と思われるだろうが、アメリカという社会はそれほど単純な構造ではなかった。
 もちろん、そのような運動家や活動家もいただろう。しかし、都会人が突然”自然と共に生きる”と言ってみたところで難しいものだ。集団生活を始めた人たちもいたが、映画「イージー・ライダー」中にも描かれていたように、そうそう簡単に生きていけるものではなかった。しかも、アメリカ社会が抱える病巣とも言える「ドラッグ」や「フリーセックス」に逃避する人々が増えるにつれ、理想に夢やぶれた人たちは現実生活へとすごすごと帰っていった。John Lennonと小野洋子が”Love & Peace”と叫ぶ頃には、すっかり若者達はしらけていた。そして、ジョンの暗殺でヒッピーという人種は表舞台から消え去った。
 「花のサンフランシスコ」を聴くと、以上の様な時代背景を思い出さずにはいられません。そして、人間という存在の弱さ、はかなさ、空しさ、愚かさ・・などを思い出します。理想を実現させるには、まず個々人が自己実現を果たしていなければならないという事を実感した時代でした。

■You Tube「花のフランシスコ」…静止画像です。
演奏について:極めてシンプルなコードでできています。誰にでも弾ける様にという意図があったのかも知れませんね。当時の若者達は、誰もが心に「花のサンフランシスコ」を持っていたのです。それは今も変わらないんじゃないでしょうか?団塊の人たちは、当時の自分を振り返りながら歌って下さい。若い方々は、今現代の「花のサンフランシスコ」を思い描きながら歌って欲しいと思います。

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花のサンフランシスコ(ヴォイス・オブ・スコット・マッケンジー)(紙ジャケット仕様)

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2009年11月12日 (木)

「この世の果てまで」ブレンダ・リー(楽譜)

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「The End Of The World(この世の果てまで)」。「世界の終わり」と訳すと、今はやりの”2012年人類滅亡”って話になりますね(笑)。それを「この世の果てまで」という邦題にしたのはうまい!
 「The End Of The World」は、1963年にSkeeter Davis(スキーター・デイビス:カントリー&ウェスタンの女性歌手)でヒットした曲です。ですが、私にはBlenda Leeの歌の方が馴染みがありましたのでそちらを耳コピしました。
 何故ブレンダ・リーかと言いますと、私の高校時代の友人に、ブレンダ・リーが大好きな人物がいまして、その彼にさんざんLPを聴かされた経緯があるのです。「Dynamite」で、天才少女歌手として注目された彼女です。さすがに歌がうまいですね。
 この曲は、スタンダードとしてたくさんの歌手がカバーしています。また、同名異曲の曲もあるようです。
 この「The End Of The World」の歌詞は、一見”ラブ・ソング”のように思われますが、本当は交通事故で亡くなったスキーターの相棒Bettyへの哀悼が本来の意味だそうです。スキーターも重傷を負って歌手生活が危ぶまれたとのこと。そういう事を考えると、歌詞中の「Why does my heart go on beating?」の意味が「なぜ私の心臓は脈打っているの?(彼女の心臓は止まっているのに)」という生々しい内容に聞こえます。まあ、ここは”ラブ・ソング”として「なぜ私の胸は高鳴っているの?」とした方がしっくりいくでしょうね。ただし、これは失恋の歌です。

■You Tube「この世の果てまで」…静止画像です。→「Skeeter Davisの歌」。「カーペンターズ」でご存じの方も多いかも知れませんね。カレンもさすがに歌がうまい!

演奏について:ピアノのアルペジオは譜にしていません。ギターで自分なりにアレンジして弾いて下さい。25小節目のBm→Bm7は迷ったところですが、Bmだけでも良いと思います。ただし低音がB→F#と動いています。移調が絶妙です。A→F→B♭と動くところは、作曲などをされる方は参考になると思いますね。ちなみにSkeeter Davisの歌の方は半音高く、B♭から歌い始めています。

The_end_of_the_world この世の果てまで~ブレンダー・リー・ベスト・セレクション

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2009年11月11日 (水)

「秋桜(コスモス)」山口百恵(楽譜)

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 もう「コスモス」と言うには時期が遅すぎますね。金木犀の香りもとっくに終わり、街路樹の銀杏の葉が色づき始め、冬が急ぎ足で近づいています。1年の経つのが何と早いことか。それでも、来秋まで掲載を待つのも気の遠い話ですからお披露目致します。
 「秋桜」は、1977年にさだまさしが作詞作曲し、山口百恵が歌った曲です。この頃は、ほとんどクラシックしか聴いていなかった時期でしたが、印象に残る歌の1つになっています。
 この曲は、彼女がTBSのTVドラマ「赤いシリーズ」で人気を博していた直後くらいにヒットさせた曲で、今ではすっかりスタンダードとして歌われ続けていますね。作詞作曲を手がけたさだまさしも歌っていますが、今日は山口百恵版で音を拾ってみました。
 私にとって山口百恵はアイドルでも何でもありませんでした。私がそんな年齢ではなかったからです(笑)。でも、その人気の凄さは記憶に定かです。私にとっては、彼女はどちらかというと中性的な印象だったのですが、皆さんにはどう映ってらっしゃったのでしょうか?当時は、それほど歌がうまいという印象でもありませんでした。でも、こうやって改めて聴いてみると、しっかり声に情感が乗っていて、思わず聴き入ってしまいますね。それはさだまさしの歌詞作りにもあるのでしょう。この歌では、持ち前のうまい情景描写に相まって、絶妙の心情描写が表現されます。むしろ卑怯な程泣かせる詩ですよ。初めて真剣に聴いてみて、しみじみそう思いました。まだまだ良い歌はあるもんですね!

■You Tube「秋桜」…静止画像です。
演奏について:前奏、間奏などのピアノや弦楽器等の譜は割愛しました。ご容赦下さい。恐らくここにお立ち寄りの方々は、ピアノ譜より、さだまさしがソロで歌っているギター譜の方が欲しいのではないかと思いましたが、裏切って申し訳ありません!今回は致しません。皆さんで適宜耳コピして下さい。
珍しいコードとしてCm6が出てきますね。これはオケの音を拾ったためです。ギター1本で弾く場合はCmで事足りると思います。ギター1本で弾く場合は、エンディングも工夫が必要でしょうね。ここでは音源のままのコードを紹介しました。

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秋桜/いい日旅立ち/さよならの向う側 Music 秋桜/いい日旅立ち/さよならの向う側

アーティスト:山口百恵
販売元:ソニーレコード
発売日:1993/10/01
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2009年11月10日 (火)

「”2012年”に科学者が言及」

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 『マヤ暦では、現代は”第5の太陽の周期”の終わりにあたる』

 11月21日に公開される話題の映画『2012』は注目を集めているようです。”2012年”については、関心のある方とまったく関心のない方に二極分化しているようですね。恐らく、このブログにお立ち寄りの方もそうではないかと推察致します。
 ご存じない方のために、ここに”2012年入門編”(笑)を簡単に記してみましょう。
 この”2012年”はごくごく簡単に言えば、かつて世間を騒がせた”ノストラダムスの1999年7の月”の類と同様の、「人類滅亡予言説」の1つです。故に映画は、「人類滅亡パニック映画」というストーリーになりましょう(試写会で見た訳ではありませんので予想です)。筋立ては「The Day after Tomorrow」と同種の映画でしょう。「The Day after Tomorrow」が環境破壊を科学的に、極端に論じた内容とするならば、「2012」はマヤの予言をもとに、イマジネーションを膨らませたものといえます。

 マヤの予言が、ノストラダムスの予言書「諸世紀」ほど知られていないので、関心のない方にとっては遠い存在でした。
 マヤ文明は、高度な天体観測をし、精密な数学手法で作られた暦を持つ文明で、チチェン・イツァにある「カラコル」(意味はかたつむり)と呼ばれる天文台や、ククルカン(ケツァルコアトル)のピラミッド(春分の日の夕陽に羽の生えた蛇が階段に姿を現すことで知られている)、巨大な規模の太陽のピラミッドや月のピラミッドとなどが遺されている。また、パレンケの遺跡から見つかった石棺の蓋に遺されたレリーフが、宇宙人との関わりとして話題に上ることも多い。掲載写真は「碑銘の神殿」。

 しかし、壮大な石像物や建築物を遺した文明にしては、マヤ人達は質素な農耕生活と素朴な性格だったようだ。私有財産を所有した形跡がないと言われる。しかし、西暦600~800年の黄金期のあと、マヤ人はこれらの建造物を残して忽然と歴史から姿を消す。その後、トステカ人やアステカ人が入ってきて血なまぐさい生け贄の儀式をしたことは歴史で習った通りだ。そして1519年、スペイン人コルテスによってこの地は征服されるに至る。

 さて、問題の2012年はこの文明のどこに残されていたのだろうか?それは彼らの暦の考え方の中に含まれている。
 彼らの暦には、太陽による大きな周期が記されていた。その周期の終わりには、人類に大きな変化や災禍が訪れると考えていた。

 第1の太陽…4008年:水によって破壊された
 第2の太陽…4010年:風によって破壊された
 第3の太陽…4081年:火によって破壊された
 第4の太陽…5026年:血と火の雨ののち飢え死に
 
第5の太陽…紀元前3114年8月11日~2012年12月22日(21日や23日の説あり)
  第5の周期が終われば、また新しい周期が始まります。

 現代は第5の太陽の周期の終わりにさしかかっていると言われる。これが今回の”2012年”の話題の発端になった数字です。この数字はマヤの遺物の1つ「暦の石」と呼ばれる丸い円盤状の石版に記されている内容です。

 この話が拡大してなのか、科学者までが”2012年”を否定する発表をしたとニュースにありました。地球規模で起きる災害「カタストロフィー」の原因の1つ、「極移動(ポールシフト)」=地軸が傾く現象は生じないと言及したようです。「極移動」が問題にされたのは、かつて”眠れる予言者”と言われたエドガー・ケイシーが予言したからかも知れません。
 終末論は20世紀末にも起きましたね。仏教で言う末法思想の一端とも言えましょうか。

 地球環境は確かに悪化の一途を辿っているのは確かでしょう。このような時代にこの予言ですから、気になる人は気にするのでしょうね。
 さて、貴方はどのようにお考えでしょうか?

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2009年11月 5日 (木)

「全部だきしめて」吉田拓郎(楽譜)

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  気分転換という訳でもありませんが、今日は久しぶりに吉田拓郎ネタです。「全部だきしめて」は、フジテレビの番組「LOVE LOVE 愛してる」のテーマソングに使われていました。Knki KidsでもCD化されていますが、今日は拓郎版でご紹介します。
 この曲は、作詞が康珍化で吉田拓郎の作曲となっています。拓郎には、人生の応援歌のような歌がありますが、この曲も元気をもらえるテンポのいい曲ですね。例によって、ボブ・ディラン風に、1つの音符の中にたくさんの言葉を詰め込みながら歌います。他にもヴァージョンの違うものがあるのかな???よくは知りません。すみません!でも、いいんです。皆さんもきっとこの歌を聴けばそれだけで元気になれると思いますから。
 心に悩みを持つ人も、心配事を抱えている人も、仕事が忙しい人も、みんなみんな「全部だきしめて」くれますよ。私は・・・・石ころも雑草も花も落ち葉も月も星も、み~んな抱きしめたくなる今日この頃です。みんな1つなんですから。

■You Tube「全部だきしめて」…静止画像です。
演奏について:AmもAm7の響きですが、ギター1本で弾く場合はAmでいいのではないかと思います。7thコードはどれもそうですが、キーボードやストリングスで7thの音を醸してくれますから、ギターはストレートにDやEで弾いているものと思います。ちょっと凝って見たい方は7thで試されるとよいかと思います。みんなで楽しく歌いたいですね♪。

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2009年11月 4日 (水)

「『沈まぬ太陽』とピアノソナタ「悲愴」」

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 えっ!The Beatles Plus One(+1)がとうとうクラシック音楽を取り上げるの?と驚かれるかも知れませんね。いやいや、ベートーベンを耳コピしようなどとは思いませんよ(笑)。ここは先日の映画『沈まぬ太陽』と関連しての内容とご理解下さい。

 映画『沈まぬ太陽』の公式サイトを開くと、バックに流れているのは、Ludwig van Beethoven ピアノソナタ第8番ハ短調作品13『悲愴』の第2楽章です。
 なるほど、渡辺謙演じる主人公恩地元は、会社の不当な懲罰人事のために苦難を強いられます。一時会長の意向で本社に戻って会社建て直しに尽力しますが、結局は経営陣の陰謀で再び海外勤務へと追いやられます。まさに彼の人生は、悲嘆に明け暮れる”悲愴”なものであったでしょう。それで「悲愴」????

 しかし、皆さん、このベートーベンの三大ピアノソナタの1つに数えられる「悲愴」の第2楽章を聴いて、チャイコフスキーの交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」と同じような悲痛な心の叫びの音楽と感じられますか?私にはこの楽章は”ヒーリング”に感じられるのですが・・・・。

 多くの方が、ベートーベンの「悲愴」を額面通りの音楽だと受け止めておられます。確かに28歳のベートーベン自身が「Klaviersonate Nr. 8 c-Moll "Grande Sonate pathétique"」とフランス語で副題を付けています。この「pathétique」が英語の「pathetic=哀れを誘う,悲しい,痛ましい」となり、「悲愴」と訳されたのが間違いの元になりました。
 実はこのフランス語の「pathétique」を、ベートーベンは「強く心を動かすもの」というニュアンスで使ったのではないかと思われるのです(もちろんこれはものの本によりますが)。つまり「情動」、英語の「emotion」に近い意味合いではないかと私は思っているのです。

 このような知識をもとに、”沈まぬ太陽”を見つめる恩地元の影と重なって聞こえる「悲愴」の使用意図を考える時、それは額面通りの「悲愴」を表現しているのではなく、むしろ逆に、企業や政治家に翻弄された恩地へのレクイエム=鎮魂歌の意味合いの”癒し”なのではないかと思うのです。

 果たしてこの曲を選んだ人は、そのどちらの意味合いを持たせたかったのでしょうか?ふと、そんなことを考えた今日は、実に「文化の日」でしたね。

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2009年11月 2日 (月)

「映画『沈まぬ太陽』を観る」

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  昨日11月1日(日曜日)、山崎豊子の話題の映画『沈まぬ太陽』を観てきた。いつになくすべての座席が観客で埋まっている。原作のごとく、映画は3時間20分と長編なので途中に10分間の休憩が入る。サスペンスやパニック映画ではないのだが、まったく飽きがこない展開だ。登場人物にはモデルがあり、これは誰だろうと思う内容がさらに興味をそそった。

 渡辺謙演じる恩地は、国民航空労働組合の委員長時代に過激な要求で会社幹部と激しく対立する。それが仇になり、辛い海外勤務を突きつけられるが、家族を犠牲にしながらも自分の意地を通す。
 そんな折りにジャンボ機が御巣鷹山に墜落する。1985年8月12日に起きた惨劇である。ロケとは分かっていても、事故現場の惨状が生々しく映し出される。
 事故処理においても、会社のメンツや利益を優先する会社幹部と、人としての誠意を通そうとする主人公がぶつかる。そのため、さらに海外勤務という条件を強いられてしまう。
 三浦友和演じる行天は、労組の副委員長として組合運動を共に戦っていたのだが、やがて体制側に呑み込まれ、自己の出世欲に突き動かされていく。

 後半部分は、国民航空を立て直すのために、石坂浩二が政府より送り込まれて再建を図るという物語になる。石坂浩二扮する会長は、恩地を会長室付きとして抜擢するが、既成勢力の抵抗に合って難渋する。やがて政治決着という灰色の幕引きによって事態は強引に収拾されるが、恩地はその煽りを喰らってまたしてもナイロビに飛ばされる。恩地はそのアフリカの大地に沈む夕陽を眺めながら、朝になると登ってくる太陽を思い「太陽は沈まない」と自分に言い聞かせる。

 この原作は、ノンフィクション、あるいはドキュメンタリーともとれる内容で、色々な方面に波紋を呼びました。作者自身、これが映画化されるのは不可能だろうと思っていたようですが、日航の立て直しが現実となった今、やっと映画化が可能になったのでしょう。

 「沈まぬ太陽」は、見終えて爽快感が残る映画ではありませんでした。これが現実の私たちの社会構造なのだと、改めて実感させられました。
 この世界は、一握りの人間が富と権力を独占し、圧倒的多数の人間が支配されている社会です。その一部の人間達は、意識しているかしないかは別にして、常に自己保身を優先させる行動をとります。映画の中でも、労働者のためにあるべき労働組合ですら権力者を温存させるための道具にしか過ぎない、あるいは、組合もそうすることによって自分たちの存在意義を確かめている。そんな風に感じ取れました。そのために実際の日航では、権力争いの数だけ3つも4つも労組が作られたということでしょう。
 私たちは、私たちの知らないところで一部の人間の判断で社会が動かされていることに驚きを持ちます。それを裏社会と呼びます。そしてそれは確かに存在するのです。当然ながら報道も真実は告げません。日航ジャンボ機ボーイング747機の御巣鷹山墜落事故原因も”政治判断”によって闇に葬られていることも考えられます。続く1986年1月28日にはもう一つの衝撃的な墜落(爆発事故)が起きました。スペースシャトル、チャレンジャー号の爆発事故です。世相は嫌なムードにさらされていきます。時期はノストラダムスが予言した1999年に向かっていた時でした。
 根拠のない推論を述べても説得力がありませんが、747機の墜落については圧力隔壁の破壊に前後して、機内で白い煙が上がったという証言がありました。この証言が爆発によるものならば、9.11に先行してのテロ攻撃の可能性もある訳です。続く1987年11月には、北朝鮮による大韓航空機爆発事故が起きています。ボーイング747機御巣鷹山墜落事故が機内爆発がその原因ならば、その真実を知る人物はどこかにいるはずです。それは一体どこの誰でしょう?まあ、これは単なる仮定の話と言えばそれまでです。しかしながら、私たちには「真実の報道は告げられない」ということが分かった以上、すべてに疑問符を突きつけたくなるのも当たり前と言えば当たり前のような気がしませんか?

 人間社会は、それ自体に何ら価値のない「お金」という代物に踊らされてきました。それを収奪することに執念を燃やす人間が権力者となり、その欲望を満たすために他人の命を持て遊んでいます。お金をいくらため込んでも、人間の心の進化には役立ちません。人を操る道具としてのお金という事実に私たちは気付くべきです。彼らはそれらの富を自分のためだけにしか使いません。眼前に哀れな人たちがいても見殺しにしても心が痛まない人種に成り下がっています。これからは、政治家、官僚、経済界のリーダー達の弁に耳を貸すのではなく、そのような野望家やその手先となっているマスコミの情報を鵜呑みにするのではなく、一人一人が自分の良心に照らして言葉や情報を選択し、すべての人間が、自分の手で地球と共存できる生き方を選択しなければ未来はないように思います。そんな思いを改めて胸に刻んだ映画でした。

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